ことばでつまずく子どもたち
話す・読む・書くの脳科学

ことばでつまずく子どもたち
ことばでつまずく子どもたち
コミュニケーションの自立に向けて──
“ことばの発達"のメカニズムと
支援のポイントをわかりやすく解説

喃語などことばの「始まり」から文章を「書く」ことに至るまで、ことばの発達のメカニズムを臨床経験豊富な小児脳神経科医がやさしく解説。
発達のプロセスとそこに「つまずき」がある時にどんなことが起こるのか、子育て・療育のポイントなどを事例をあげながら説明する。

日本図書館協会選定図書
著者竹下研三=著
ISBN978-4-8058-3533-3
C37
判型A5
体裁並製
頁数138頁
発行日2011/9/20
開催地 セミナー講師 会場名 状況 セットコード タイトル名称
開催地
セミナー講師
会場名
販売価格 1,760円 (税込)
数量

ことばでつまずく子どもたち
話す・読む・書くの脳科学
目  次
はじめに
第1章ことばは声のコピーからはじまる
ことばの準備とミラー・ニューロン/ことばにつまずいたK.H.くん/K.H.くんの病気について(解説)/ことばの土台──耳から脳への道すじ/ことばの土台──ことばの脳と口腔の特徴
第2章喃語を育てる親子の絆
母子の会話と喃語/うつ病のお母さんから生まれたT.K.さん/T.K.さんの病気について(解説)/ことばが成長するメカニズム
第3章ことばのスタート
ことばのスタート/ホスピスでお母さんと暮らしたE.Yさん/E.Yさんの病気について(解説)/ことばを理解するシステムとことばを作るシステム
第4章コミュニケーションは絵本・歌、そして遊びで育つ
話しことばと文法/高度難聴の両親のもとで育ったY.T.くん/Y.T.くんの病気について(解説)/コミュニケーションの育ち──ことばと遊び/コミュニケーションの育ち──絵本・歌、語彙
第5章左脳・右脳の役割発達とシンボル化
ままごと遊びとお絵かき/絵が描けないM.T.さん/M.T.さんの病気(解説)/脳の側性化と機能の分担/発達性言語障害
第6章日本語に独特な字を読むメカニズム
かな文字と漢字は日本の文化/学習障害といわれたA.M.くん/A.M.くんの病気(解説)/読字の神経機構──かな文字と漢字/読文の神経機構/発達性読字障害
第7章字を書くメカニズム
書き取りからスタート/字の書けないK.T.くん/K.T.くんの病気(解説)/書字が育つプロセス/算数の学習/発達性書字障害
第8章文章を書くために必要な作業記憶と実行機能
自分自身のために文章を書く/注意欠陥/多動性障害と診断されたS.E.くん/S.E.くんの病気について(解説)/文章を書く──作業記憶と実行機能/文章を書く──指導はどうするのか
第9章ことばにつまずいている子どもへの対応
診断名にこだわるより子どもが示している問題の内容を見つめましょう/子どもの生活環境を見つめましょう/しつけには注意を払いましょう/落ち着きのない子どもへの対応/良いところに目を向けましょう/どうしてもことばの遅れや行動がおかしいと思われる場合/発達障害のお子さんを抱える両親へのアドバイス
あとがき

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