重い障がい児に導かれて
重症児の母、北浦雅子の足跡

重い障がい児に導かれて
重い障がい児に導かれて

障害児者への支援事業を続けてきた北浦雅子氏の半生を綴る1冊

昭和39年6月の全国重症心身障害児(者)を守る会設立以来、障害児者への一貫した支援事業を続けてきた北浦雅子氏の半生を綴る。
重症児である次男・尚氏を必死で支える雅子氏と家族。
国の施策を動かす一方、さまざまな示唆から発想が変わっていく彼女の姿も描きだす。
著者福田雅文=著/全国重症心身障害児(者)を守る会=編集
ISBN978-4-8058-5580-5
C3036
判型四六
体裁並製
頁数170頁
発行日2017/9/15
開催地 セミナー講師 会場名 状況 セットコード タイトル名称
開催地
セミナー講師
会場名
販売価格 1,980円 (税込)
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目  次

第1部 悲しみと愛と救いと
 ・福岡の街・発病・入院
 ・退院―束の間の喜び
 ・再入院―つらすぎる宣告
 ・不治の病・発作、痙攣
 ・カイロプラクティック
 ・生きようとする力
 ・目覚め・補装具
 ・雅子の手術・転機
 ・障がい児が人づくり
 ・健常児の母・重症児の兄
 ・隆の気持ち・ヒサ坊の父
 ・人生の師・転居
 ・日本赤十字社産院
 ・島田療育園
 「守る会」、その名前の由来
 ・ヒサ坊の毎日・好物はマカロニ
 ・重症児の使命・周囲の人々
 ・傷つける言葉・励ましの手紙
 ・施設の現状・重症児の楽しみ
 ・動き始めた雅子・わが家の宝

第2部 この子たちは生きている
 ・夜明け前の母親たち
 ・初の国家予算・守る会を結成
 ・歩き始めた守る会・第二回全国大会
 ・重症児施設の整備と法制化
 ・児者一貫体制の療育
 社会の共感を得られる運動
 ・守る会の三原則
 ・念願の子どもたちの城
 ・重症児施設の職員不足
 ・夫の難病・会長就任を決意
 北浦貞夫初代会長の遺訓
 ・ヒサ坊の世界
 ・主役はあくまでも子ども
 ・再び価値を問われる時代に
 親の憲章
 ・人間の勝利
 「守る会」のメリット

第3部 この子らを世の光に
 ・緊急一時保護制度
 ・重症児通園事業の法制化
 ・養護学校における医療的ケア
 ・利用料の軽減
 ・重症児施設の運営・管理
 ・署名活動、一二万筆を超える
 ・両陛下ご臨席の五〇周年
 脳波が証明
 ・可能性をのばす・この子らを世の光に
 「あけぼの学園」に生徒を引率された
 先生のお話

第4部 なぜ、日本で重症児が
     守られるようになったのか

 ・四人の先達者
 ・糸賀一雄の歩んだ道
 ・「かけがえのない個性」と「療育・教育」
 ・小林提樹がたどった道のり
 ・悲しむものとともに悲しみ、喜ぶものとともに喜ぶ
 ・草野熊吉が選んだ仕事
 ・障がいのある子どもたちが安心して暮らせる施設
 ・北浦雅子の思い―ひた向きな心
 無言のメッセージを社会に伝える親に
 ・雅子は今、そしてこれから
 ・こころ豊かな社会とは

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