地域を基盤としたソーシャルワーク
住民主体の総合相談の展開
目 次
第1章 「本人主体」を基軸としたソーシャルワーク理論の構想
1 現代ソーシャルワーク実践の隘路
・「地域相互支援型自治体推進モデル」着想に至る背景
・人口減少社会の到来
・“人ありきの福祉”からの脱却
2 地域の担い手を主軸とした総合相談拠点の構想
・「地域相互支援型自治体推進モデル」の構想
・総合相談を展開することの意味―個別支援から地域づくりへ―
第2章 地域を基盤としたソーシャルワーク
1 「地域を基盤としたソーシャルワーク」の全体像
・「地域を基盤としたソーシャルワーク」の定義
・基礎理論としての「ジェネラリスト・ソーシャルワーク」
・「地域を基盤としたソーシャルワーク」の理念と特質
ほか
2 「地域を基盤としたソーシャルワーク」の機能
・広範なニーズへの対応
・本人の解決力の向上
・連携と協働
ほか
第3章 地域拠点での「総合相談」の実際-理論から実践へ-
1 地域における「総合相談」の展開
・地域で展開する「総合相談」の概念
・実践概念としての「総合相談」における「総合」の意味
・理念に基づいた「総合相談」の展開とその課題
2 地域拠点の開設に向けて
・全戸訪問調査による生活課題の把握
・モデル拠点開設のための地域選定
・地域拠点活動の周知
ほか
3 地域拠点での「総合相談」の取り組み
・身近な福祉相談所ぽっと
・「総合相談」の体制構築における行政の役割
・「総合相談」における専門職の役割
ほか
第4章 ソーシャルワークにおける「価値」の位置と全体像
1 ソーシャルワーク実践の根拠としての「価値」
・ソーシャルワーク実践の援助特性
―「価値」が持つ実践上の意味―
・ソーシャルワークにおける「価値」の位置
―知識・技術・価値の三位一体による援助―
・ソーシャルワーク研究と「価値」の接点
ほか
2 中核的価値としての「本人主体」と根源的価値
・中核的価値としての「本人主体」
・ソーシャルワーク実践の根源―3つの根源的価値―